最終更新日 2017年6月30日
理工学部の学生が対象の物理学で、内容は力学です。高校で物理I,IIを 取っていない人もいるようなので、レベルの設定が難しいですね。現在も 四苦八苦しています。工学系に進むのなら物理を取っているのは当然だと 思うのですが、入試システムが変なので、学生も教員も大迷惑です。
物理Iの講義内容は、手短にいうと、速度に比例する抵抗がある場合と、 単振動の場合の運動方程式が解ければOK、というものです。 運動方程式を2回積分して、初期条件から積分定数を決定する、という 計算ができるかどうかがすべてです。ということは、微分積分ができないと 答に到達できないのですが、それ以前に、スタート地点である運動方程式を 書くことができないようでは、話になりません。というわけで、
物理IIの内容は、エネルギー保存則と剛体の回転運動です。 こちらは内容が細切れなので、まあ、箇条書きで書くと
昔ながらの物理実験です。学生時代以来数十年ぶり。実験は楽しい。 しかし、実験ですらやる気のない学生がいるのにはメゲるぞ。
普通に教科書通り実験すればOKですが、何をやっているのかぐらいは
理解しといてほしいな。例えば、
教員:何の実験をしましたか?
学生:仕事当量です。
教員:仕事当量って何ですか?
学生:えーっと・・・・
教員:退場! ヽ(`ε´)ノ
後期から前後期2学期分をやるので、最初は前期分から。 しかし、最後の方になると、講義より演習が先行するというマズイ事態に。 なんとかしなかんな。
前に出てきて問題を解くというものなので、聞いてれば済んでしまう講義とは違うよ。 友達の解答のコピーでもいいけれど、ある程度は理解しないと 黒板の前で立ち往生することになるぞー。
高校で物理を取っていない、取ったけど忘れた、などの学生向けの補習です。
基本的に問題をたくさんやって、慣れることが一番なんじゃないかなー、
ということで、問題をたくさん解きます。
しかし、問題を簡単に解いちゃう学生から、全然手がつかない学生まで、
すごーく幅が広いのが難点。まあ入試がめちゃくちゃだからねえ。
学生に申し訳ない。
それはそうと、名城大は建物が複雑です。訪問者がよく迷子になっています。
右に行くほど小さい分類(だいたいね)になります。
これは後から始めた研究ですが、もはや主流になってしまった。
いろんな分野にまたがってますけど、やってることは同じで、
渋滞がなぜ起きるか、という研究です。人に誘われて
手伝ったのが、いつのまにか論文を書く立場になってたのです。
世の中にはこういうこともあるんですね。今はこの流れで「歩行者の
運動(何やらビクスではない)」や「生物の運動(生物学に近いかも)」に
移りつつあります。けれど、僕の出身の関係からか、現在は物理学を
研究している人々との関係が最も密接です。
大学院とその後数年はこういう研究をしてました。 博士論文は「ホーキング輻射」 (大雑把にいうとブラックホール)に関する研究です。
2020.6改定。忘れてしまったのもある。現在稼動中のPCは5台。 ここ数年メーカー製の機械を買うことは少ない(除くNotePC)。 部品を買ってきて作る方が希望通りのものができて便利。 パーツの再利用もできるし。 困るのは、Intelのオンボードグラフィックスがxorgでサポートされてないこと。 去年あたりからすべてのカードをNVidiaで統一して、 小さい(なるべくファンレス)カードを挿している。 結局グラフィックカードのファンが最もうるさかったりするのでな。 現在使用中のもののスペックは以下の通り。
CPU : Core i5-8400 (2.8GHz) MB : H370M + GT210 メモリ: 8GB ・ HD 500GB+640GB OS : FreeBSD 11.3 | ほとんどの仕事はこれでやっている。古いやつが10年を越えたので、 ちょっと新しくした。新しくても何事もなく動くなあ。BSD偉い。 ややマイナーになりつつあるのが心配。 |
CPU : Core i5-4590T (2.0GHz) MB : H97M-D3H メモリ: 4GB ・ HD 320GB+128GB OS : Fedora core 20 | backup&某スキャナー用。今のところ問題なし。 そろそろlinuxも新しくするかなあ。 |
CPU : Core i7-4790T (2.7GHz) MB : Z97M + GT1030 メモリ: 8GB ・ SSD 500GB+256GB OS : Win7-32 | 事務作業用。win上の作業はこれでやる。 win10で動かないソフトがあるからどうしても7はいるんだな。 |
CPU : Core i5-4590T (2.0GHz) MB : H97M-G43 + GT730 メモリ: 8GB ・ HD 320GB + 320GB OS : FreeBSD 11.3+12.1 | unixのtest機。 |
CPU : Core i5-7600 (3.5GHz) MB : H110 メモリ: 8GB ・ SSD : 500GB OS : Win10 | ツクモ製。classic shellとwinaero tweakerを入れると、 win10もまあまあ使えるかなあ。 |
最近思うに、コンピュータのハードウェアはいろんなものが出て、安くて 選択肢が多いのでうれしいけれど、なんだかんだといってOSが Windows でないと 困る場合があるのが困る。特に画像、音声、動画などの商用ソフトはやはり Windowsベースの方が主流。でも最近Unix対応が増えてきているので、 将来が期待できる。Linux用に偏っているのが難点だけど、FreeBSDでも使えそうな 気がするので、まあいいかなとも思ったりなんかしたりして。
大学のセンセーの仕事はコーギすること "だけ" だと思ったら
大間違い。コーギのないときは、自分の仕事(これを研究と言います)を
してます。研究をして良い結果が得られたら論文にして発表します。(^_^)
論文は論文誌に投稿して、それが今まで世界中の誰も見つけてない
結果だったら載せてもらえます。誰かがやってたり、あまり
意味があるとは認めてもらえなかったら、掲載を拒否されます。(;_;)
大抵は反論しますが、それでも拒否されたら(涙をふきつつ)
別のテーマを見つけて次の仕事にとりかかります。 φ(.. )
でも、理科系の博士はちゃんと研究をして論文書いて(新しい成果が 得られたことが必要)大学院を出れば (もちろん正門から)誰でも取れるので、たいしたことないんですけどね。 だから、まあ博士号といっても修了証書と同じ。 物理をやっていると、博士号を取ってもなかなか就職できない (こういう人をオーバードクターと言います)ので、就職浪人みたいな 状態の人がいっぱいいます。もう2ー30年前からずーっと 就職氷河期が続いているんです。こういう状態では科学の発展のためには 良くないと思うんだけど、なかなか変わらないんだよね。世の中いろいろでしょ。